2011年12月11日日曜日

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経済評論家山崎元は、[1]において、仕事・職種の条件として次の4つを挙げている。

ア、将来にわたって製品・サービスにニーズがある。
イ、新興国労働者への置換えが難しい。
ウ、コンピューターへの置換えが難しい。
エ、経験によるスキルの成熟がある。
 
その上で、作者は日本の金融マンについて次の結論を下した。
ア、〇
イ、△
ウ、×
エ、これで勝負するしかない。

さて、ア〜ウは散々言い尽くされたことだと思う。
例えば、[2]において、今の仕事をこのまま続けていいかどうか次の問いがある。

①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか。
②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか。
③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか。

①はイ、②はウ、③はアにそれぞれ対応している。

では、肝心のエとは一体何なのか?
もう少し具体的に書いて欲しかった。

cf.
[1]近代セールス NO.1142 2011年11月15日号
[2]ハイコンセプト ダニエル・ピンク p.102